便秘と付き合っていく上で重要なのがトイレットペーパーとの相性です。
様々な製品が出回っていますが、自分のお尻に合った物を選ばなければ肛門が炎症を起こしてしまい、より便秘を悪化させてしまう危険性があります。
安いトイレットペーパーの中には固く薄い物がありますが、肛門は非情にデリケートな部分なので、固いトイレットペーパーは肛門を傷付けてしまう恐れがあります。
肛門が傷付いてしまうと、肛門への不快感から便意を感じにくくなってしまいますし、便が肛門付近に近づいても無意識のうちに便を腸の奥に押し込んでしまう危険性もあります。
トイレットペーパーを選ぶ際には、出来るだけ柔かい素材の物で、厚手の物が良いです。
自分で様々なトイレットペーパーを使ってみて自分のお尻にマッチした商品を選ぶと良いです。
もしも慢性的なお尻の痒みに苦しんでいる方が居る場合は、ドラッグストア等に行って薬剤師に症状を説明する事で肛門の炎症を抑える塗薬を貰う事が出来ます。
実際に便秘に悩んでいる方は肛門に炎症起こしているケースも多く、肛門の炎症を治療したら便秘も同時に治ってしまうケースも多いです。
最近の日本式のトイレはトイレットペーパーだけでは無く、ウォッシュレットが付けられているケースが多いですが、実は肛門にとって良くないケースもあります。
ウォッシュレットには水圧の強さも決める事が出来ますが、水圧に慣れてしまうとつい高い水圧に設定してしまう事で自分でも気づかないうちに肛門を傷付けている場合があります。
ウォッシュレットの正しい使い方としては、低い水圧で肛門の表面を濡らす程度にして、トイレットペーパーで拭き取る事を心掛けて、出来るだけ肛門に負荷を与えないようにする事が大切です。